TIN MACHINE II
- 01. Baby Universal
- 02. One Shot
- 03. You Belong In Rock 'N' Roll
- 04. If There Is Something
- 05. Amlapura
- 06. Betty Wrong
- 07. You Can't Talk
- 08. Stateside
- 09. Shopping For Girls
- 10. A Big Hurt
- 11. Sorry
- 12. Goodbye Mr. Ed
ワイルド・アット・ハート
3145115752
VICP-5075(JP)
US 1991 Original
ティン・マシーンのデビュー・アルバムから90年Sound+Visionツアーを間に挟んで制作された2nd『Tin Machine II』は91年9月に移籍したVictory/Londonより発表となった。。プロモーションは前回に劣らず費用も時間もかけたが、セールスはかなり落ち込んでしまった。米チャートでは3位を獲得するも英チャートでは最高23位のうえ3週しかランクインできなかった。グレイテスト・ヒッツな90年ツアーで過去の曲は今後一切演奏しないという発言を受けたボウイファンがそのすぐ後のティン・マシーンを冷静に見ようとはなかなかできないだろう。
プロデュースは前作に引き続きティン・マシーンとティム・パルマー(「One Shot」のみヒュー・パジャム)。シングル・カットされた「Baby Universal」や「You Belong In Rock n' Roll」、「One Shot」もセールス的には惨敗だが、ファンや批評家筋には好意的に受け入れられる。ロキシー・ミュージックのカヴァー「If There Is Something」、ドラムスのハント・セイルズがヴォーカルをとる2曲「Stateside」と「Sorry」などバラエティに富んだ内容。
また、レコーディング中のアウトテイクやデモ・テイクの流出音源がブートレッグ化されているので『Tin Machine II』の全貌を知るには欠かせないだろう。
ジャケットは『Scary Monsters』を手がけたエドワード・ベルによるイラストで紀元前6世紀頃のクーロス像(複数の場合はクーロイ像)が描かれている。初回の国内盤以外の各国盤はクーロイ像の性器部分に削り取られたような処理が施されている。初回US盤CDには限定でデジパック仕様のものが存在する。
また
06年紙ジャケで再発されたがボーナス・トラックも収録されず、音質改善も図られていないので注意いただきたい。