LODGER
- side-A
- 01. Fantastic Voyage
- 02. African Night Flight
- 03. Move On
- 04. Yassassin (Turkish for:Long Live)
- 05. Red Sails
- side-B
- 06. D.J.
- 07. Look Back In Anger
- 08. Boys Keep Swinging
- 09. Repetition
- 10. Red Money
三部作完結、路上のコスモポリタン
BOWLP1
AQL1-3254(US)
UK 1979 Original
前二作に続くベルリン三部作の完結編『Lodger』は、ブライアン・イーノとのコラボレーションがさらに発展した形で実現する。ドイツや東欧などヨーロッパ圏だった彼らの作品世界が『Lodger』では南下してケニアやトルコ、さらには極東の古都、京都あたりまで大陸を横断する広がりを持つようになっている。
参加ミュージシャンは前年のワールド・ツアーのバックメンバーとほぼ同じ布陣。というのも本作のレコーディングはツアー途中の余暇にスイスで行われ、翌年ニューヨークで完パケという経緯だからである。
『Lodger』の魅力が分かるようになればボウイファンも一流よ、とは誰が言ったか、70年代の作品の中でも控え目な印象をもたれる『Lodger』だが、10曲中6曲が80年代以降のライヴでセットリストに加えらている事実に注目いただきたい(次の三作よりも多い)。またデヴィッド・マレットが手がけたシングル3曲「D.J.」、「Look Back In Anger」、「Boy Keep Swinging」のよくできたPVも必見だろう。
デレク・ボシアーのアートワークは秀逸で、アナログだと見開きで間借人の上半身が背面にくるようになっている。CDになると上半身がジャケットになるよう変更されている。91年の再発CDにはボーナス・トラック2曲が収録されている。
- S+V (91 Reissue Catalog) Series Bonus Track
- 01. I Pray, Ole
- 02. Look Back In Anger (New Version)