PIN UPS
- side-A
- 01. Rosalyn
- 02. Here Comes The Night
- 03. I Wish You Would
- 04. See Emily Play
- 05. Everything's Alright
- side-B
- 06. I Can't Explain
- 07. Friday On My Mind
- 08. Sorrow
- 09. Don't Bring Me Down
- 10. Shapes Of Things
- 11. Anyway, Anyhow, Anywhere?
- 12. Where Have All Good Times Gone
決別宣言、追憶のロンドン
RS1003
APL1-0291(US)
UK 1973 Original
ジギーの引退公演の直後にリリースされた異色のカヴァー・アルバム『Pin Ups』。選曲に挙がったのはザ・フーやヤードバーズ、マージーズにキンクス、ピンク。フロイドにプリティ・シングスといったイギリス勢の先輩バンドらが64年から67年あたりにかけてヒットさせたナンバー12曲。クリスマス商戦に当ててリリースされ、全英1位を奪取。当時の人気が窺える。
ジギーを葬り去ったうえに、さらに他人の曲で上書きしようというボウイの強迫観念からくるアイデアと世間のブリティッシュ・ビートの回顧ムードが合致したことも『Pin Ups』ヒットの理由と分析できるが、小気味良いスパイダースの演奏も磨きがかかり洗練の域に達している。これがボウイと彼らの最後の仕事というのは惜しまれる。
ボウイ&ツィギーの見事なメイキャップは、数あるアルバム・ジャケットの中で高い評価を得ている。80年代にはそのアートワークのピクチャー・ヴィニールも限定でリリースされた。
90年の再発版CDにはボーナス・トラック2曲が収録されているが、現行のデジタル・リマスター盤にはボーナス・トラックはなし。そして、残念ながら『Pin Ups』30周年記念盤は企画されなかった。
- S+V (90 Reissue Catalog) Series Bonus Track
- 01. Growin' Up
- 02. Port Of Amsterdam